
面接官に聞く「STCが求める人材とは?」
質問の意図を正しく理解し的確に答える “コミュニケーションの質”を重視コンサルティング部 コンサルティングユニット マネージャー
People
執行役員
佐藤 剛




01/03
STC入社以前のキャリアについて教えてください。
佐藤
新卒で外資系総合コンサルティングファームへ入社し、戦略グループに所属しました。通信・ハイテク業界を中心に、15年にわたり、新規事業戦略や中期経営計画策定、事業成長戦略の立案などに携わりました。また、大学時代にAIや統計分析を学んでいたこともあり、データ分析やシミュレーションといった定量領域から経営戦略策定まで、1社で幅広く経験しました。
STCへ転職を決めた理由は何だったのでしょうか。
佐藤
前職の外資系コンサルファームでは、一定規模以上の案件や、成功確度の高い案件に絞って進めることを求められました。組織として当然の考え方ではあるものの、新規事業や事業変革といった案件は、小規模で必ずしも大きな案件に育つとは限らず、難易度も高いという割が良くない案件であることが多いです。組織としてのルールもあったので、長くお付き合いしているお客さまでもやむを得ずお断りせざるを得ないケースが増えていきました。これは、大手のコンサルファームに共通する構造だと思います。
しかし、そうした「成功するか否か、誰もわからない未知の領域」だからこそ、お客さまは悩み、我々コンサルタントに相談してくださっていると理解しています。市場環境が大きく変化する中で、どの事業に投資すべきか。どのような成長戦略を描くべきか。AIやデジタル技術をどのように競争力へ結び付けるべきか。そうした問いに対しては、既存の成功事例を当てはめるだけでは十分ではなく、限られた情報の中から仮説を立て、仮説解を設計し、議論を前に進めていく必要があります。私は、そうした“答えのない新しい課題”に向き合うことにやりがいを感じてきました。お客さまにより近い立場で経営課題の本質に踏み込みながら、案件規模の大小に関わらず、自分なりの価値を提供していきたい。それらを実現できる環境が、STCにあったということです。

02/03
STCではたくさんの面接をされていますが、どのような点を重視しますか。
佐藤
私が見ているのは、その人の知識量や肩書ではありません。どのように考え、どのような意思決定をしてきたのかを重視しています。例えば、過去のプロジェクトについて伺った際に、課題や試行錯誤の過程、意思決定の背景などを具体的に語れる方がいます。そうした方の話からは、実際に自ら考えながら仕事を進めてきたことが自然と伝わってきます。
私が知りたいのは、成果そのものよりもその成果に至るまでのプロセスです。どのような状況で、何を考え、なぜその判断をしたのか。そうした部分には、その人の仕事への向き合い方や思考の深さが表れると思っています。
コンサル経験者の方に期待していることは何でしょうか。
佐藤
コンサル経験者の方に対しては、「STCについてどこまで深く理解し、自分自身のキャリアと重ね合わせて考えられているか」を見ます。例えば、「なぜSTCなのか」「入社後に何を実現したいのか」といった質問をよく行います。私は、その答えの内容そのものを評価したいわけではありません。STCの事業や特徴を調べたうえで、自分はどのような価値を発揮できるのか、どのような挑戦をしたいと考えているのか、その考えに至るまでの過程を知りたいのです。コンサルタントは、与えられた情報を整理するだけではなく、自ら課題を捉え、方向を示していく仕事です。だからこそ面接においても、「どれだけ考えてきたか」を重視しています。
経験年数や肩書は、どの程度重視されますか。
佐藤
正直なところ、年数や肩書はあまり重視していません。ファームで数年、自ら考え抜く環境で経験を積んでこられた方であれば、素養は十分に備わっているはずです。そして、面接で確かめたいのは、用意してきた答えが「正解」かどうかではありません。むしろ、「ここが難しくて、それでも、ここまで考えて、ようやく成り立たせた」——そうした試行錯誤を、ご自身の言葉で具体的に語っていただけると、その人の考える力が自然と伝わってきます。ですから、立派に見せようと気負う必要はありません。

03/03
どのような人と一緒に働きたいと考えていますか。
佐藤
私は、自ら考え抜くことができる一方で、周囲の力も素直に活用できる人と一緒に働きたいと思っています。コンサルタントは、お客さまの経営課題に対して仮説を構築し、一定の方向を示す役割を担っています。ですから、まずは自分自身で徹底的に考え、課題に向き合うことが前提になると思います。一方で、どれだけ経験を積んでいる人でも、一人の知見には限界があります。私はこれまでのプロジェクトでも、専門領域を持つメンバーや有識者の知見を積極的に取り入れながら提案内容を磨いてきました。そのように”他力”を活用すると、工数や労力は増加しますが、提案内容は必ずより良くなります。
自分自身の工数や労力が増えたとしても、お客さまへのアウトプットが最大化できるよう工夫することを、”息を吸うようにあたりまえのものとしてできる”、協力してくれた他チームメンバーに次回は自分が貢献する。などふるまいができる人に出会えたらうれしいです。
STCには、そうした環境があるということでしょうか。
佐藤
あります。STCには、多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まっています。戦略立案に強みを持つ人もいれば、AIやデータ分析、業務改革、テクノロジーに強みを持つ人もいます。そのため、一人で完結しようとするのではなく、それぞれの知見を持ち寄りながら、より良い提案をつくり上げていく文化があります。私は、“他力活用”とは自分で考えることを放棄することではなく、お客さまへのアウトプットを最大化するために、自らの仮説や提案をさらに磨き上げるための手段だと考えています。コンサルティングは個人競技ではありません。お客さまの課題が複雑化する中で、一人の知識や経験だけで最適解を導き出すことは難しくなっています。だからこそ、自ら考え抜く力と同時に、周囲を巻き込みながらより良い提案を追求する姿勢が重要だと思います。そうした積み重ねが、結果としてチームワークにもつながっていくと考えます。
またSTCには、年次や組織の枠組みに縛られず、自ら挑戦領域を広げていける環境があります。若いうちからお客さまと向き合い、経営課題の解決に携わる機会も少なくありません。お客さまのために、能動的に行動できる方とぜひ一緒に仕事をしたいと思います。
入社後、どのように成長していって欲しいのでしょうか。
佐藤
最初は戦略領域の経験が少なくても、お客さまのために考え抜く—その姿勢で日々の仕事に向き合っていれば、思考力は後からでも必ず高まっていきます。私自身、案件では先を見据えて準備し、自分の頭で考え抜いたうえで議論に臨みますが、ご一緒するメンバーには、その過程を間近で見ながら学び、成長していってほしいと思っています。
